NEX-3 + Carl Zeiss Sonnar 5cm f1.5


ArriマウントのSonnar 5cm f1.5は、戦前のJenaから戦後のOpton時代を経て、永い間生産されてきました。スチル用の5cm f1.5と比べ後玉が小さく、写りも少々異なります。

NEXシリーズで採用されているAPS-Cはムービー用35mmフィルムに近いセンサーサイズなので、35mm用レンズの本来の写りに近い条件で撮影することが出来ます。


 Carl Zeiss Sonnar 5cm f1.5
NEX-3 3:2

開放で最短撮影距離の90cm前後で撮影。
開放ではピント部は柔らかく被写界深度浅いので、ピント合わせがとても難しいです。

拡大表示を使用してじっくりと撮影しなければなりません。

 
 Carl Zeiss Sonnar 5cm f1.5
NEX-3 3:2

数m離れたポールにピントを合わせて開放で。
条件によっては四隅の光量落ち、背景のグルグルボケが目立つようになります。

マイクロフォーサーズと異なる本来のフォーマットに近い条件での撮影ですが、意外と癖がある写りに驚かされました。


 Carl Zeiss Sonnar 5cm f1.5
NEX-3 3:2

夜、お祭りの屋台を開放で。
電灯の光が少々入り込んでいるものの、自然な雰囲気で見た目に近い絵を切り取ってくれました。
日中はフレアがかった絵になり易いですが、夜間の写りはなかなかのものです。

f1.5の開放値も暗所ではとても重宝しますので、夕方以降に持ち出すことが多くなりそうなレンズです。

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